『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』イラスト付きレビュー

映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』ワンダーウーマンのイラスト

すっかり感想書くのを忘れていた『BvS ジャスティスの誕生』。『スースク』の公開にあわせてとばっちりでディスられている本作ですが、ここはいっちょあっしが一肌脱ぎましょう!

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作品データ

『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』
Batman v Superman: Dawn of Justice

  • 2016年/アメリカ/151分
  • 監督:ザック・スナイダー
  • 脚本:クリス・テリオ/デヴィッド・S・ゴイヤー
  • 撮影:ラリー・フォン
  • 音楽:ハンス・ジマー/ジャンキー・XL
  • 出演:ベン・アフレック/ヘンリー・カヴィル/エイミー・アダムス/ジェシー・アイゼンバーグ/ガル・ガドット

予告編動画

感想と評価/ネタバレ有

正義を取り戻すための邪悪

超人的能力によって地球を救ってきたスーパーマンと、その力を人類にとっての脅威だと感じたバットマンとの対立と、その裏でうごめく陰謀を描いたDCエクステンデッド・ユニバースシリーズ第2弾です。監督は前作に引き続きザック・スナイダー。

なんやかんやで劇場まで足を運ばなかった黒マント対赤マントの喧嘩祭り。実は『スーサイド・スクワッド』の前にレンタル鑑賞を済ませておったのですけど、ブログ移転やら腰痛やら睡眠やら自慰行為で忙しく、面倒くさくなって感想書くのを放置しておりました。

んでまあ『スーサイド・スクワッド』に人並み以上に落胆した者としては、「『BvS』よりはマシだったぞ!」という声に少なからず抗う意味も込めまして、すでに半分がた忘れかけているこの映画の感想をちゃんと書いておこうかと、ただいま布団から這い出した次第。

え~とまあ、ほんでこの映画ってどんな話でしたっけ?そうそう、黒マントと赤マントが喧嘩するんですよね。うんうん、『シビル・ウォー』です『シビル・ウォー』。あれと一緒。違うのはですねぇ、黒マントも赤マントも「正義」というよりかは「悪」だということ。

映画冒頭、前作の『マン・オブ・スティール』のラストバトルを被災者として体験するバットマンことブルース・ウェインの姿が描かれます。超人同士の闘いがいかに普通の人間にとっての天災であるかを描いたこのシークエンスは、この映画唯一の白眉と言えるでしょう。

神の喧嘩による災厄を目の当たりにしたブルースは、「奴は悪魔だ!」と自分の無力を忘れるかのように逆恨みするのですね。そして神か悪魔かスーパーマンかを亡き者にするため、ありとあらゆる犯罪行為に手を染めて自らも悪の道を突き進むわけです。

この映画で初登場したケツアゴバットマンは、もはや以前のような正義に殉ずる純粋さを失った、ミドルエイジクライシスとして描かれておるのです。そんな彼の目を通して映し出されるスーパーマンの姿もまた、正義とは程遠い「邪悪」そのものなのです。

神に比類する力をもつ者は、同時に悪魔にもなりうるというわけですが、それでもこの映画で描写されるスーパーマンの姿は気の毒なぐらいに禍々しく、ほとんど怪物か怪獣のような扱いです。それはまたアメリカ自身の暗喩でもあるのですが。

そんな「地球の警察」を自任する悪魔と、ひとりヴィジランテ(自警団)を気取る悪党との対決。ダークでシャープにコミックノリノリでキメまくるザック・スナイダー節も相まって、やはりこの対決は邪悪そのもの。『スースク』なんぞよりはるかに悪の魅力が満載。

しかし何ゆえスーパーマンはこんな損な役回りを振られてしまったのか?それはサブタイトルを見ていただければわかるとおり、悪の道へと堕したバットマンを再び正義の道へと引き戻すため、「悪いがおぬし死んでもらうぞ!」という死亡フラグを立てられてしまったのです。

ゆえに邪悪な怪物として、地球を危機に陥れるかもしれない破壊神としての役割をブルース目線で演じさせられ、彼の復活と、次なるシリーズへの伏線として、「ちょっとあんた強すぎるからしばらく席外してくれる?」と表舞台からの退場を強制されたわけです。

なんとまあ気の毒な役回りでしょうか。しかもこれで映画が目論見通りの傑作に仕上がっていたらいくらかは報われたものの、すでに各所で袋叩きに遭っているとおりこれがまた惨憺たる有様。あえてここでは詳しく書きませんが、『スースク』以上に惨憺たる有様。

「ちょっと待て貴様!最初に言ってたことと違うぞ!この映画を擁護するためにしゃしゃり出て来たんじゃないのか!?」と思ったあなた、疑問はごもっとも。でもね、上に書きましたとおり、この『BvS』は『スースク』以上に惨憺たるペンペン草なのですよ!

ダメさ加減においては『スースク』の比ではない!しかしですよ、なんとも愛らしいダメさではないですか。『スースク』は単にダメな映画ですが、この『BvS』は愛すべきダメ映画なのですよ。その違いは迷いのないケレンにあるかと存じます。

ザックの描き出す無駄にカッチョいいポンコツ世界には一片の迷いもありません!それゆえダメさも半端ではないのですが、半端ではないくせに無駄にカッチョいいのでなんかもう「かわいいな~お前~♥」となってしまうでしょう?なるよね?なるって言えよおい!

というわけで、この『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』と『スースサイド・スクワッド』を比較し、「あんなゴミよりは臭くない」なんて誹謗中傷はあたしゃ許しませんよ!だって目糞鼻糞でしょ?目糞は食べないけど鼻糞は食べる人いるじゃん!

ハーレイ・クインだけは眼福だと股間を膨らましている方もおられますけど、それを言ったらワンダーウーマンの股ぐらなんて思わずヨチヨチくぐりたくなるじゃないですか。幼児退行するという意味でもこちらの圧勝!『スースク』なんぞ敵ではないのだ!

個人的評価:3/10点(参考『スースク』2点)

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