『ゾンビ・コップ』感想とイラスト TSUTAYA発掘良品の魔の手

映画『ゾンビ・コップ』のイラスト

いきなり主人公死亡!んでもってゾンビとして復活!最後は「女性用自転車のサドルになりたい」だと!なんだその映画は!?それが『ゾンビ・コップ』だバカ野郎!

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目次

『ゾンビ・コップ』感想とイラスト TSUTAYA発掘良品の魔の手

  1. 作品データ
  2. 解説
    1. あらすじ
  3. 感想と評価/ネタバレ多少
    1. 出来は悪いが面白い?
    2. ふたつの成功ポイント
    3. 俳優たちも頑張っとるぞ
    4. ヘボに感謝

作品データ

『ゾンビ・コップ』
Dead Heat

  • 1988年/アメリカ/86分
  • 監督:マーク・ゴールドブラッド
  • 脚本:テリー・ブラック
  • 撮影:ロバート・D・イェーマン
  • 音楽:アーネスト・トルースト
  • 出演:トリート・ウィリアムズ/ジョー・ピスコポ/リンゼイ・フロスト/クレア・カークコンネル/ダーレン・マクギャヴィン/ヴィンセント・プライス

解説

焼き豚ゾンビのテカテカボディとかぐわしさに思わず喉を鳴らしてしまうSFホラー・コメディ・アクションです。

監督は近年でも『チャッピー』や『猿の惑星:創世記』の編集を手がけた現役編集マンのマーク・ゴールドブラッド。主演は『ザ・グリード』のトリート・ウィリアムズと、人気コメディアンのジョー・ピスコポ。クラシックホラー界三大スターのひとりヴィンセント・プライスも出演なさっております。

あらすじ

連続強盗事件を捜査するロス市警のロジャー(トリート・ウィリアムズ)とダグ(ジョー・ピスコポ)の問題刑事コンビ。事件の犯人たちがすべて「死人」であった事実をつかんだふたりは、その裏側で暗躍する巨大製薬会社へと潜入を敢行。

しかし!その過程でまさかまさかのロジャー殉職!さらにしかし!その会社に隠されていた“死体蘇生装置”で“ゾンビ・コップ”として復活した彼は、ダグとともに怒りの大逆襲を開始するのであった!

感想と評価/ネタバレ多少

何やら最近は古いB級映画のレビューばかりが続いておりますが、すべてはTSUTAYA発掘良品の仕業です。特にここ最近のラインナップは充実しすぎで、こればっかりレンタルしまくっておるのです。TSUTAYAの術中にまんまとハマっておりますな。

というわけで、本日ご紹介するB級映画はボクが洟垂れ小僧のときにもう嫌ってぐらいテレビで放映していた、ゾンビとポリスアクションとを融合させたおバカな珍作『ゾンビ・コップ』であります。

出来は悪いが面白い?

まず初めに断っておきますと、この映画けっして出来がいいとは言えません。特に監督が編集出身だというのに編集がいい加減だというのは致命的であります。

あきらかにつながりがおかしかったり、映画としてのリズム、テンポが悪かったり、他人の演出を的確につなぐことはできても、自分の映画を管理する能力はなかったわけですね。現在は編集専任として活躍していることからもそれがうかがえます。

ただそういう演出的な失敗、脚本的な適当さは厳然たる事実として存在するものの、それでもこの映画は面白いのです!なぜ面白いのか?

ふたつの成功ポイント

ひとつはやはりアイデアでしょうね。ポリスアクションとゾンビホラーとの融合。さらにはそこにコメディ的要素や時間制限サスペンスなどを盛り込み、ごった煮サービス精神で思いっきり最後まで突っ走る。はっきり言ってしまえば、このバカバカしい設定を思いついた時点で勝利は我が手中なわけです。

ふたつ目の成功ポイントは、これはあくまで推測なのですが、ダメな監督をなんとか周りが盛り立ててくれたということです。なかでも最大の貢献者は特撮を担当したスティーヴ・ジョンソンの存在でしょう。

中華料理屋での食材ゾンビ大暴れなんて本当に必見ですからね!映画史上最大のインパクトを放つ(ほかにないとも言う)焼き豚ゾンビ登場シーンにはもう感涙です!お腹ペコペコです!

俳優たちも頑張っとるぞ

さらには俳優陣の奮闘、とりわけ主演を務めたトリート・ウィリアムズの存在も忘れてはなりません。『プリンス・オブ・シティ』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で知られる彼が、落ち目とはいえこんなバカバカしい映画に出演してくれた。

バカな映画でも真面目に演技をするこの微妙にちょっと浮いた感覚が、のちの『ザ・グリード』へと受け継がれたかと思うと感慨もひとしおです。彼の死にざまとよみがえりざまにはなんともいえないおかしさと哀愁が漂っているのですよね。

相方のジョー・ピスコポもコメディアンとしては若干スベリぎみながら、水槽逆さ潜り時の顔面芸には秀逸なものがありましたし、ダーレン・マクギャヴィンのひたすら軽いヅラ悪役もこれはこれであり。

惜しむらくはせっかくふたりも用意したヒロインの雑な退場と、御大ヴィンセント・プライスのほぼ友情出演的な扱い。まあ監督がファンでとりあえず出ていただいただけなのでしょうね、これは。

ヘボに感謝

敵も味方もゾンビだらけですのでひたすら能天気な人体損壊アクション、唐突に訪れる美女の肉体溶解シーンなぞも用意されており、本当にさまざまな要素で楽しむことができる傑作B級映画だと皆さまにおすすめできます。

これで優秀な監督、いや、優秀まではいかなくても無難な監督が舵取りをしていたら、もっと凄い映画になっていたのかも?いや、そう単純ではないか。無難はどうあがいても無難なものしか生み出せないのが悲しい世の常。

ヘボな監督が撮ったとっ散らかった映画であるからこそ、この映画は面白いのかもしれません。そうなると、いろいろ悪口言ってゴメンな!マーク・ゴールドブラッド!結論としてはすべてあんたのおかげっちゅうことですわ!

個人的評価:6/10点

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『ゾンビ・コップ』感想とイラスト TSUTAYA発掘良品の魔の手
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コメント

  1. もやしにんじゃ より:

    WOWOWの良作発掘企画で初めて鑑賞
    なんじゃこりゃwwwと思いながら他の方の感想が気になってブログを見つけました、いい記事でした!
    面白いんだけどなんだか惜しい
    惜しいから面白いのか
    登場人物全滅のわりに「ちょっぴり切ない」程度で終わったのはいい意味での馬鹿らしさがあったおかげか

  2. スパイクロッド より:

    もやしにんじゃさんコメントありがとうございます!
    初見の方はホントに「なんじゃこりゃ!?」と思うでしょうね(笑)それぐらいムチャクチャな映画ですから。でもムチャクチャだけど面白い。いや、ムチャクチャだから面白いのか?ラストも全員死亡のわりには悲壮感のかけらもありませんからね。なんせ「女性用自転車のサドルになりたい」ですから(笑)

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