『ポランスキーの 欲望の館』感想とイラスト だから何?

映画『ポランスキーの 欲望の館』のイラスト

「Che?」「What?」「何?」。つまりはこういう映画だということ。「だからなんやねん!?」と皆さんにツッコんでほしいわけ。あ!マゾヒズムか?

スポンサーリンク

目次

『ポランスキーの 欲望の館』感想とイラスト だから何?

  1. 作品データ
  2. 解説
  3. あらすじ
  4. 感想と評価/ネタバレ無
  5. ポランスキーの変態の頭
  6. この映画最大の売りとは?
  7. 閉じ込められた人間たち
  8. マニア垂涎かも?

作品データ

『ポランスキーの 欲望の館』
Che?

1972年/イタリア、フランス、西ドイツ/114分
監督:ロマン・ポランスキー
脚本:ジェラール・ブラッシュ/ロマン・ポランスキー
撮影:マルチェロ・ガッティ/ジュゼッペ・ルッツォリーニ
音楽:クラウディ・ジッツィ
出演:シドニー・ローム/マルチェロ・マストロヤンニ/ヒュー・グリフィス/ロマン・ポランスキー

解説

健全なる精神の持ち主は「だから何?(Che?)」と言いたくなる、アダルト版『不思議の国のアリス』とでもいうべきエロティック・コメディです。

監督は『テナント/恐怖を借りた男』『毛皮のヴィーナス』のロマン・ポランスキー。主演は『尻たたき』(なんちゅうタイトル)のシドニー・ローム。共演に『8 1/2』のマルチェロ・マストロヤンニ、『ベン・ハー』のヒュー・グリフィスなど。

あらすじ

イタリアのリゾート地リヴィエラ。ヒッチハイクをしながら気ままなひとり旅をしているアメリカ人女性のナンシー(シドニー・ローム)は、乗せてもらった車の男たちからレイプされそうになり、慌てて近くのゴンドラへと逃げ込む。

そのゴンドラが行き着いた先は豪華な別荘地だった。彼女はそこの住人に助けを求めるが、まともに話の通じない相手ばかり。しかしなぜか部屋をあてがわれ、戸惑いながらも眠りにつくナンシー。

しかし翌朝目覚めた彼女を襲ったのは、この別荘地で暮らす風変わりな住人たちとの奇妙で不道徳な交わりであった……。

感想と評価/ネタバレ無

敬愛する根性のすわった変態、ロマン・ポランスキーが最も狂っていた時代に撮られた一作。ビデオ発売のみで劇場未公開に終わった怪作ではありますが、このたびなぜかHDマスター完全版による初DVD化。うれしいけどなんで?

この作品のDVD化を待ち望んでいた奇特な変態が数多く存在するとはとうてい思えませんが、未見のポランスキー映画が観られるのはそれはそれで喜ばしいこと。それではざっくりと適当な感想でも書いてみましょうかね。

ポランスキーの変態の頭

しかしまあ何を書いていいものやら。原題の『Che?(英語でWhat?)』が提示しているとおり、「で?いったい何がしたかったの?」という内容なのですよね、これが。『吸血鬼』や『袋小路』ともまた違う、とにかくデタラメなコメディなの。

ところどころ即興で撮影されたという本作。ところどころどころか、すべてが即興撮影なのではないかと疑ってしまうぐらいの脈絡のなさ。その脈絡のなさ、不条理、違和感が狙いかもしれませんけど、シュールすぎて凡人にはついていけません。

『ポランスキーの 欲望の館』ならぬ、『ポランスキーの 変態の頭』ですわなこりゃ。要するに彼お得意の自己の変態性癖開陳映画というわけ。そんな映画が面白いのか?いや、これがけっこう面白いのですよ、意外なことに。

この映画最大の売りとは?

この映画の何が面白かったか?それを一口で説明するのは大変な困難を要するのですけど、専門的かつ直接的に要約してみますと、スレンダー美女の「おっぱい」に尽きるかと思われます。話の筋が理解できなくても「おっぱい」があるから無問題。

女性諸氏には軽蔑の視線を送られながらも、これによって男性諸氏のハートはすでにわしづかみ。この映画の前半部分において、主演女優のシドニー・ローム嬢は意味もなくトップレス状態でウロウロプルプルさせておるのです。

撮影当時20歳だったシドニー嬢の、若くて健康的で肉感的なボディを出し惜しみなく炸裂させているポランスキーの拍手喝采サービス精神。彼は希代の変態として一部からはバッシングを浴びていますが、女性の趣味は天下一品なのです。ブラボー!

閉じ込められた人間たち

そんな男性諸氏の視線を釘づけにするシドニー嬢。彼女が迷い込んでしまった不思議な別荘地で体験する不条理の数々。前述しましたとおり意味不明でなんのこっちゃわからんのですが、この例えようのない違和感はさすがはポランスキー。

名優マルチェロ・マストロヤンニの仮装SMプレイ。エロ爺さんへの冥途の観音様サービス。状況のリフレイン。疎外感。ヨーロッパっぽい芸術への目配せ。アートとナンセンスとエロが混在とした、カラッとした明るさに陰湿さを隠した不条理劇。

なんというか奇妙な異空間に閉じ込められた人間たちの袋小路?とあるシチュエーションに縛られて右往左往するというポランスキーらしい映画だったわけですな。ただ少々ハメを外しすぎたかなって感じ。良い意味でも悪い意味でもね。

マニア垂涎かも?

ポランスキーの良い面も悪い面も出てしまった忘れられたカルト作。ポランスキーの揺るぎない変態性に敬意を表している方々、ならびにシドニー嬢の「おっぱい」に好意を示している男性諸氏にはおすすめできるかも?

まあ好き好んでこんな映画を観ようと思う健全なる映画ファンの方々は少ないと思われますが、偏食家の映画マニアには一見の価値ありですよ。しかもHDマスター版。おまけに20分の未公開シーンまでついてる。ってどこが未公開かわからんがな。

そういえばようやく『マクベス』も国内DVD化されたのだけど、少々お値段が高いのですよねぇ。いまどきDVDに4000円は厳しいですわ。でも観たい!Blu-rayなら即買いだったのですけどなぁ……。

個人的評価:6/10点

関連映画の感想

スポンサーリンク

Follow Me!

プッシュ通知でお手軽に更新情報をお届けいたします。

『ポランスキーの 欲望の館』感想とイラスト だから何?
この記事をお届けした
映画を観たからイラスト描いたの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
トップへ戻る