『パディントン』感想とイラスト たどりついたらいつも雨ふり

映画『パディントン』のイラスト

最後にこのイラストを描いていて衝撃の事実に気づいてしまった。パディントンってほぼ『男はつらいよ』の寅さんやん!なるほど。この映画に存在したそこはかとない哀愁はそういうことだったのか!さくら~~!

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目次

『パディントン』感想とイラスト たどりついたらいつも雨ふり

  1. 作品データ
  2. 予告編動画
  3. 解説
  4. あらすじ
  5. 感想と評価/ネタバレ多少
  6. 意外と社会派?
  7. クマと雨のロンドン
  8. 惜しかった点

作品データ

『パディントン』
Paddington

2014年/イギリス・フランス/95分
監督・脚本:ポール・キング
原作:マイケル・ボンド
撮影:エリック・ウィルソン
音楽:ニック・ウラタ
出演:ベン・ウィショー(声)/ニコール・キッドマン/ヒュー・ボネヴィル/サリー・ホーキンス/ジュリー・ウィルターズ/マデリーン・ハリス/サミュエル・ジョスリン

予告編動画

解説

ペルーからの移民、ではなくて移獣(いじゅう)であるクマのパディントンの奮闘を描いたファミリー・コメディです。全世界で3000万部を売り上げている、マイケル・ボンドによる児童文学『くまのパディントン』を原作としております。

監督は主にイギリスのテレビで活躍していたポール・キング。主役であるパディントンの声を担当するのは『007 スペクター』のベン・ウィショー。原作には存在しない悪役を『ラビット・ホール』のニコール・キッドマンが演じています。

あらすじ

「暗黒の地ペルー」から新たな住処を探してイギリスへと渡って来た英語を喋るクマ(ベン・ウィショー)。彼はたどり着いた駅で親切なブラウン一家と出会い、新たな名前“パディントン”を得、彼らの家に居候することとなる。

初めての都会暮らしは戸惑いの連続で、騒動を起こしてばかりのパディントン。しかしそれらの騒動を通してブラウン一家との絆はむしろ深まり、ここに本当の家族として迎え入れられるのも夢ではなかった。

しかしそんなパディントンを付け狙う怪しい影が!博物館の剥製師ミリセント(ニコール・キッドマン)の目的は、ある復讐心からパディントンを捕まえて剥製にしてしまおうというものだった!

感想と評価/ネタバレ多少

2016年一発目の劇場鑑賞作品は、『クリムゾン・ピーク』にしようか?それとも『イット・フォローズ』にしようか?いやいや『ブリッジ・オブ・スパイ』?はたまた『白鯨との闘い』?などと思案しておったのですけど、まさかの『パディントン』となりました。

意外でしょう?ボクも意外です。でもいろいろとタイミングが合わなくてこうなっちゃたのですよね。下衆野郎が新年一発目にファミリー向けコメディ映画を観る。それもまた一興。それでは下衆野郎による『パディントン』評をお楽しみください。

意外と社会派?

原作の絵本は未読ですのでよくわかりませんが、単なる子供向けではない意外と社会派な映画でしたね。わけあって外国の地へと移住してきたクマ。要するにパディントンとは移民の象徴だったわけです。クマだから移民ではなくて移獣か?

もっと言ってしまえば不法移民、もしくは天災が原因だから難民。そんな他国からわけあってやって来たよそ者が、どうやってその国の人々に受け入れてもらうか?あるいは受け入れる側はどうしたらいいのか?そういう問題を裏のテーマとして潜ませていた映画だったのだと思います。

その解決策はあくまで子供向けですので、誠実さや寛容さ、あるいは愛されるキャラクターといったあまり現実的ではないキレイゴトなわけですけど、そういう問題を考えるいいきっかけにはなると思います。

こういう裏のテーマだけではなく、雨のロンドンをひとりさまようパディントンの哀愁や、『ミッション:インポッシブル』ネタなど、けっこう大人向けのネタが満載なので侮れませんよ。

クマと雨のロンドン

ほんでまあ小難しいテーマはとりあえず置いといて、映画として、コメディとしてどうだったのかと申しましたら、これも意外とよく出来た楽しいものでありました。

よくあるカルチャーショックネタなのですけど、異文化に触れて突拍子もない行動や騒動を巻き起こしておきながら、あふれる愛嬌と無類の礼儀正しさによって周囲をなんとなく懐柔させてしまうという、パディントンのキャラクターが非常に際立っておりましたね。

画的な見せ方の面白さ、音楽の使い方などもセンスがよく、ロンドン観光映画としての側面も見逃せません。ロンドンの観光名所をきっちりとカバーしたうえで、ロンドンの代名詞ともいえる雨を効果的に演出してみせる。

パディントンの迷惑だけど愛らしいキャラクターを軸に、彼とブラウン一家との交流と騒動をロンドンという舞台、画的な見せ方と音楽のセンスまで付けて演出する。うん。中盤までは予想以上に楽しめた。

惜しかった点

残念だったのは後半の展開です。物語上、明確な悪役が必要だということで、原作には存在しない剥製師が登場するのですけど、これが映画を非常にありきたりなものへと押し下げてしまっていた。

巨大な敵に一致団結して立ち向かうことによって家族としての絆を確立するという、お約束的展開の狙いは理解できるものの、そんなものがなくても十分に面白い、十分に心温まる映画だっただけに、こういうお約束がひどく無粋な蛇足のようにボクには思えました。

その剥製師ミリセントを演じたニコール・キッドマンも、元来の怖い顔によってそれなりの悪役を演じてはいたものの、やっぱりキレイすぎるのですよね。もっとエロく汚れていただかないと。ってこれは下衆なおっさんの世迷い言でしたな。

映画としては最悪でしたが、『101』のグレン・クローズまでハジけていたらもっと面白くなったと思うのですけどね。ただ彼女に『ミッション:インポッシブル』ごっこをやらせ、例のテーマ曲まで流すというお遊びはよかったです。

こういう大人向けのネタには随所でニヤリとしてしまいましたので、不満はありますがそれなりには楽しめました。ボクと同じ下衆男には不向きな作品でしょうが、この手のファミリー向けコメディがお好きな方には満足していただけるかと思います。興味のある方はぜひご鑑賞を。

個人的評価:5/10点

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