名よりも実!マイナーでも面白いおすすめSF映画ランキング

マイナーでも面白いおすすめSF映画ランキングの題字

みんな大好きSF映画。『SW』『BTTF』『パシリム』『マトリックス』?いやいや、中途半端な映画好きのボクがおすすめするのはマイナーSF映画。見かけは貧乏臭くても中身は錦。そんなSF映画にこそ愛を感じるのです。

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目次

名よりも実!マイナーでも面白いおすすめSF映画ランキング

  1. 初めに
  2. 第20位~第16位
  3. 第15位~第11位
  4. 第10位~第6位
  5. 第5位~第1位
  6. 終わりに
  7. 追記/こちらも必見!

初めに

ジャンル映画の中で最も人気が高いのは、なんだかんだでやはりSFなのではないだろうか?かくいうボクも大好きです。宇宙を股にかけた大冒険、見たこともない未来世界、タイムトラベル。そんなセンス・オブ・ワンダーに胸躍らせたものです。

しかし年齢とともに好きなSF映画の傾向もどんどん偏っていき、現在では立派なマイナー好きへと成長いたしました。そこでけっしてメジャーではないが観て損はないおすすめマイナーSF映画を、ランキング形式で20本紹介してみたいと思います。

何をもってマイナーとするかは、「男の魂に火をつけろ!」で開催された「SF映画ベストテン」のトップ50にランクインしていない作品と勝手に決めさせていただきました。それではさっそく行ってみましょう!

第20位 トロール・ハンター


2010年/アンドレ・ウーヴレダル

北欧に生息する伝説の妖精“トロール”の存在へと迫ったノルウェー版の川口浩探検隊映画。アホなホラ話をきっちりと作り込んだ非常に好感度の高いモキュメンタリー映画です。何より臭くて汚いところがよい!SFに必須なのは臭さと汚さなのです!

第19位 タイム・アフター・タイム


1979年/ニコラス・メイヤー

未来のサンフランシスコを舞台にH・G・ウェルズと切り裂きジャックが対決するタイムトラベル映画の隠れた逸品。このふたりと時間旅行をミックスしてごちゃ混ぜ娯楽作品として料理してしまったアイデアが秀逸。アヴォリアッツ・グランプリ!

第18位 モンスターズ/地球外生命体


2010年/ギャレス・エドワーズ

地球外生命体が繁殖した近未来のメキシコを舞台にわけあり男女の道行きを描いた異色モンスター映画。金はなくてもセンスとアイデアがあればSFは撮れることを証明した、タイトルで損をしているその実ロードムービー。意外と女優も好みなの。

第17位 ストレンジ・デイズ/1999年12月31日


1995年/キャスリン・ビグロー

2000年目前のロサンゼルスを舞台にヘタレ元刑事の奮闘を描いたSFサスペンス。本作の見どころは他人の記憶を追体験できるヴァーチャルシステム“スクイッド”と、せつない想いの一方通行にあるのです。監督は男より男らしいビグロー姉さん!

第16位 アヴァロン


2001年/押井守

近未来。仮想戦闘ゲーム“アヴァロン”へと取り込まれた人間たちの姿を描いた押井守の集大成。夢と現実、少女、兵器、ポーランド、ゲーム、デジタル。この時点での押井のすべてが詰まった実写唯一の傑作。『ウィザードリィ』ファンにもおすすめ。

第15位 アルタード・ステーツ/未知への挑戦


1980年/ケン・ラッセル

人類進化の起源を探ろうと未知のドラッグでラリッてアイソレーション・タンクに入浴するマッドサイエンティストを描いたトンデモSF映画。変態ケンちゃんによる狂ったイマジネーションの爆発が小気味いい怪作であります。ラストもぶっ飛び!

第14位 アンダー・ザ・スキン 種の捕食


2013年/ジョナサン・グレイザー

道行く男たちを誘って黒い底なし沼へと呑み込んでいく孤独な捕食者の姿を描いた異色SFスリラー。耳障りなノイズをバックに、股間を膨らました男たちがタールトラップに呑み込まれていくシュールな映像が最高!スカヨハのだらしない肉体も必見。

第13位 タンク・ガール


1995年/レイチェル・タラレイ

2033年。滅亡寸前の地球をタフに生き抜くタンク・ガールの活躍を描いた人気コミックの映画化作品。パンクでキッチュでクールでポップな早すぎた戦車ねーちゃん映画です。黒髪ナオミ・ワッツの眼鏡っ娘ぶりに萌えるのは必至!

第12位 デリカテッセン


1991年/ジャン=ピエール・ジュネ&マルク・キャロ

核戦争後のパリ郊外にたたずむ精肉店兼アパートの住人たちが巻き起こす騒動を描いたSFダークファンタジー。『アメリ』のジュネが盟友マルク・キャロと組んで放った毒っけたっぷりの摩訶不思議な映像世界の雨あられ。気持ちいいけど気持ち悪い?

第11位 オープン・ユア・アイズ


1997年/アレハンドロ・アメナーバル

自慢の顔をつぶされたイケメンが夢と現実のはざまをさまよい歩くSFミステリー。夢から覚めた先もまた夢。っていうかいったい何が現実だったのか?深読みするとかなり底意地の悪い作品なんですよ、これ。リメイク版は観なくていいですから。

第10位 地球爆破作戦


1970年/ジョセフ・サージェント

自我をもったコンピュータによる人類支配の恐怖を描く隠れた技術的特異点映画の傑作。『ターミネーター』や『ウォー・ゲーム』の先駆けと言ったら理解は早いかも。真の平和を手にしたいのなら、我々は機械に運命を委ねるしかないのだろうか?

第9位 ソイレント・グリーン


1973年/リチャード・フライシャー

人口爆発と環境汚染により資源が枯渇した未来社会の驚くべき真実を描いた貧乏ディストピア映画。この映画の何がいいって予算も含めた貧乏描写の数々。事件現場からくすねてきた人生初のお肉に感激する主人公。貧乏すぎて泣けてきます!

第8位 デス・レース2000年


1975年/ポール・バーテル

人間を轢き殺してポイントを競う全米沸騰の大陸横断キ〇ガイレースの興奮を描いた悪趣味不謹慎映画の傑作。貧乏すぎるチープさが逆にリアルでドン引き。ちなみに背景は絵ですよ。若き日のスタローンがおバカな悪役を演じているのでも有名。

第7位 ダーク・スター


1974年/ジョン・カーペンター

新天地を求めて宇宙を高速航行中の探査船ダーク・スター号に起こるトラブルを描いた史上最高の自主製作映画。10位から続いている貧乏臭いSF映画の決定版。金はないけどセンスが光るカーペンターの真骨頂!奇跡的なまでに美しいラストに拍手喝采!

第6位 π


1998年/ダーレン・アロノフスキー

世界の謎を解き明かす数式に取り憑かれた男の狂気を描いたSFスリラー。狂った男の虚実ないまぜな怒涛の不条理劇。これまた低予算のモノクロ映像はまるでリンチの『イレイザーヘッド』。不安で不穏で不快なセンス・オブ・ワンダー!

第5位 フェイズIV 戦慄!昆虫パニック


1974年/ソール・バス

高度に進化したアリと人間との熾烈な主導権争いを描いた日本未公開の傑作昆虫パニック。天才タイトルデザイナーのソール・バス唯一の監督作。どこを切っても素晴らしいカットの連続!おそらくアリに泣かされる唯一の映画と言ってもいいでしょう!

第4位 ファンタスティック・プラネット


1973年/ルネ・ラルー

未開の惑星イガムを舞台に巨大なドラーグ族と小さなオム族との戦争の行方を描いたトラウマ切り絵アニメーション。この摩訶不思議な超越的世界観は悪夢にうなされるほど素晴らしい!『風の谷のナウシカ』の元ネタとの噂もあるが真偽は不明。

第3位 ニーチェの馬


2011年/タル・ベーラ

荒涼とした大地で暮らす父と娘の終末へのカウントダウンを描いた催眠効果抜群のSF芸術映画。豪風が吹き荒れるなか、水を汲み、芋を喰い、日常を繰り返しながら終焉へと近づいていくリフレイン。タル・ベーラさん監督辞めるってホントかな?

第2位 コングレス未来学会議


2013年/アリ・フォルマン

自身のデータを映画会社に売っぱらった女優ロビン・ライトの地獄巡りを描いたSFドラッグムービー。小便ちびりそうになるぐらいイジメ倒されるラビン・ライトの夢はいつ開くのか?きんもち悪いアニメパートは嘔吐しそうになるほど必見です!

第1位 スキャナーズ


1981年/デヴィッド・クローネンバーグ

国際的警備会社によって作り出された超能力者(スキャナー)たちの戦いを描いたSFホラー。我が心の師クローネンバーグが放つ知的でクールで変態で荘厳なハゲ頭大爆発!血管モリモリ!ああ~みんなにあの感動と興奮のクライマックスを観てほしい!

終わりに

というわけで、年間200本程度しか映画を観ない中途半端なボクによる、マイナーでも面白いおすすめSF映画ランキングベスト20でありました。まだ観ていない映画、気になる映画、再見したい映画がありましたらこれ幸い。

莫大な予算をかけた大作SF映画も確かに面白いのですが、ここに挙げたような低予算だけどセンス・オブ・ワンダーと狂気があふれるマイナーSF映画にも観るべき傑作がたくさんありますので、どうぞこれを機会にご自分でも探してみてくださいな。



追記/こちらも必見!

本記事作成以降に鑑賞したマイナーなのに面白いSF映画。別にマイナーでもないけどぜひ観てほしいSF映画。これらを追加で随時リストアップしていくつもりですので、興味がありましたら何がなんでも観ていただきたい。損はさせませんので。

追加のおすすめSF映画リスト

2016/08/31最終追記

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コメント

  1. ハリー より:

    こんばんわ。
    モキュメンタリーは大好物でして、「トロールハンター」は好きな作品です。
    どれだけホラ話の周りをリアリティーで固められるか?で、作品の良し悪しは大きく分かれますね。失敗すると目も当てられません。
    エンディングでの、特別ゲスト(?)は、なかなか日本では難しいでしょう(笑)

  2. スパイクロッド より:

    ハリーさんこちらにもコメントありがとうございます!
    ボクはモキュメンタリー映画は正直あまり好きではないのですけど、この『トロール・ハンター』のちゃんとしたリアリティの積み重ねには非常に好感がもてましたね。ホラ話だからふざけて作っていいわけではありませんから。普通の作品よりもいっそう丁寧に外堀を埋めないと。そういう意味ではラストの特別大物ゲストもそれに一役買っておりますよね。シャレがわかってらっしゃる(笑)。

  3.  私は「ダーク・スター」が一番のお気に入りです。あの作品は映画館で観るよりは自宅の狭い自室のパソコン画面で観るのに適しています。映画館よりも四畳半で観た方が臨場感がある稀有な映画です。「映画は映画館で観るべきだ」と偉そうに能書きたれる輩に観てほしい作品です。
     最後に船長代理を務めている人が念願かなってサーフィンやって流れ星になっていく映像は美しいですね。

  4. ダムダム人 より:

    中々渋い「ちょいす」ですね!
    見た作品も有れば、まったく知らない作品もあります。
    (これ全部お持ちになっているのですか?)
    「第8位 デス・レース2000年」は地元(旭川)でみました。
    この時、同時上映が「ザ・ディープ」でした。
    なんともお馬鹿な映画で「乾いた笑い」でした。
    第4位 ファンタスティック・プラネットは
    池袋のシネマロサ(だったかな?)で「イレーザーヘッド」と
    同時上映したのを見に行きました。
    (その後、水疱瘡に罹患したので、特に印象に残っています。)
    「第1位 スキャナーズ」は知人に頼んで
    「VHD(ご存知ないかも)」でソフトを買ってもらい
    それをテープにコピーしてもらいました。
    これも好きですが、何と言ってもやはり「ヴィデオ・ドローム」と
    「ザ・デッドゾーン」も捨てれません。
    ※「ザ・デッドゾーン」もいつか、感想を書いて欲しいです!!!

  5. スパイクロッド より:

    晴雨堂ミカエルさんコメントありがとうございます!
    「四畳半SF映画」。言いえて妙ですが、まさにそのとおりな稀有な傑作ですよね。この映画の主人公たちの居住スペースも小汚い部室みたいな狭さでしたし(笑)。貧乏臭いというか生活臭いというか、とにかくなんともいえない味わいが何度観てもたまりません。ボクはこの『ダーク・スター』を劇場で観たことがないので、逆に一度は大きなスクリーンで観てみたいですね。

  6. スパイクロッド より:

    ダムダム人さんコメントありがとうございます!
    ホントはもっと渋い「ちょいす」にしたかったのですけど、ボクではこれが限界でした(笑)。さすがにここであげた作品全部を所有しているわけではありません。『タンク・ガール』なんてはるか昔の深夜枠で一度観たきりです。でも忘れがたい。このたびようやく日本でもソフト化されるようですので、本当に喜ばしいかぎりです。観たことがなかったらぜひ今度お試しください。なかなかの隠れた逸品ですので。
    クローネンバーグの『デッドゾーン』はボクも大好きな一本ですので、近い将来にかならずこのブログに登場することでしょう。できればクローネンバーグの作品はすべてレビューしたいと思っておりますので。

  7. ハリー より:

    こんにちわ
    「モンスターズ」、僕も面白く観賞しました。
    地球侵略モノの定番は、ファーストコンタクト→開戦→大混乱→反撃、の流れですが、本作のように、「で、その後どうなった?」という作品は脚本・演出の腕の見せどころですね。非日常が日常化してしまった世界を描くのは意外と難しいと思います。
    まあ異星人に侵略されても、案外こんなもんかも?人はすぐ、慣れます(笑)

  8. スパイクロッド より:

    ハリーさんコメントありがとうございます!
    怪獣(エイリアン)によって蹂躙されたのちの世界。この視点がなかなか新しく、いわゆる普通の地球侵略ものではない珍味が楽しめるSF映画でしたよね。SF映画らしからぬSF映画というか。でもこれも結局、低予算ゆえの苦肉の策だったのかな?と今となっては思います。ギャレス・エドワーズが大抜擢されたハリウッド版の『ゴジラ』がなぁ……。

  9. マーフィ より:

    はじめまして。
    「ダークスター」の感想を検索していて通りすがりに偶然見かけた記事でしたが、面白く読ませていただきました。
    うれしいものの多い中、特に3位の「ニーチェの馬」が意外かつうれしかったので、思わずコメント書いてしまいました。私もあれ大好きです!
    実は最近までクローネンバーグを敬遠していて「ヴィデオドローム」を見てぶっ飛んだばかりなので、次は「スキャナーズ」を見ようと思います。ベスト5の記事も参考にさせていただきますね。

  10. スパイクロッド より:

    マーフィさんコメントありがとうございます!
    『ダーク・スター』からこの「おすすめSF映画」、そして我が心の師である「クローネンバーグベスト5」まで読んでいただいたということで、誠にありがたいかぎりであります!『ニーチェの馬』はこの手のSF映画ベストテンでは絶対にランクインしないだろうという考えのもと、ボクも大好きな映画ですのであえて上位に入れてみました。これを機に少しでもあのヘンテコリンな映画に触れてくれる人が増えるとこれまた誠にありがたい話であります。
    クローネンバーグの映画は癖が強すぎますので、敬遠されてる方はけっこうおられるでしょうね。でも観たら凄いんです!そしてハマったら抜け出せないんです!『ヴィデオドローム』なんてとんでもないスルメです!クローネンバーグ信者といたしましてはすべてがおすすめですが、中でも『スキャナーズ』はぜひとも観てほしい一本ですね。そして『クラッシュ』。っていうか全部(笑)。これを機にマーフィさんもどっぷりとクローネンバーグの世界に耽溺されることを期待しております。それではまたいつでも遊びにいらしてくださいね!

  11. 通りすがり より:

    B級映画の帝王、ロジャー・コーマンのフランケンシュタイン禁断の時空もぜひ見て欲しい

    • spikerod より:

      通りすがりさん、コメントありがとうございます!

      『フランケンシュタイン/禁断の時空』。てっきりコーマン帝国の別監督が撮った作品かと思っていたら、ロジャー・コーマン自身が監督したのですね。しかも出演陣がジョン・ハート、ラウル・ジュリア、ブリジット・フォンダ、ジェイソン・パトリックとはまた豪華!ぜひ観てみたいと思います!と思ったらVHSオンリーではないですか~。こんな映画どこかDVD化してくれるのでしょうか?

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