『薄氷の殺人』感想とイラスト 華奢の巨乳でセーターなファム・ファタール

映画『薄氷の殺人』グイ・ルンメイのイラスト(似顔絵)

ショートカットの薄幸の未亡人。しかも華奢の隠れ巨乳。おまけにぴったしセーターときては、バカな男は尻尾振ってほいほいついて行ってしまいます。

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目次

『薄氷の殺人』感想とイラスト 華奢の巨乳でセーターなファム・ファタール

  1. 作品データ
    1. 予告編動画
  2. 解説
    1. あらすじ
  3. 感想と評価/ネタバレ無
    1. 現代的田舎ミステリー
    2. 白昼の花火
    3. 平凡を切り裂く異端
    4. 天使グイ・ルンメイ

作品データ

『薄氷の殺人』
白日焰火/Black Coal, Thin Ice

  • 2014年/中国、香港/106分/PG12
  • 監督・脚本:ディアオ・イーナン
  • 撮影:トン・ジンソン
  • 音楽:ウェン・ジー
  • 出演:リャオ・ファン/グイ・ルンメイ/ワン・シュエビン/ワン・ジンチュン

予告編動画

解説

ぴったしセーターにまつわる犯罪を描いたクライム・サスペンスです。第64回のベルリン国際映画祭で金熊賞(作品賞)と銀熊賞(男優賞)の二冠に輝いております。

監督はこれが本邦初公開作となるディアオ・イーナン。主演は『ライジング・ドラゴン』のリャオ・ファンと、『密告・者』のグイ・ルンメイ。ぴったしセーターの天使降臨であります!

あらすじ

1999年の夏。中国の華北地方で起きたバラバラ殺人事件を捜査するジャン(リャオ・ファン)。容疑者であるトラック運転手の兄弟を追いつめるものの、銃撃戦の末に兄弟は死亡。ジャン自身も重傷を負って警察を辞めることに。

時は流れて2004年の冬。かつての同僚から5年前と同様の事件が2件も発生していることを聞きつけたジャンは、独自の捜査を開始。最初の事件の被害者の妻であり、その後のふたりともなんらかの関係をもっていた女、ウー・ジージェン(グイ・ルンメイ)へと接近するのだったが……。

感想と評価/ネタバレ無

ベルリン国際映画祭で金銀熊さんを獲得したチャイナ・ノワールだなんてあおられてしまっては、古今東西のノワール好きとしては興味津々で観ないわけにはまいりませぬ。中国発のノワール映画ってなんぞや?

というわけで、さっそく観てみた率直な感想といたしましては、かなり癖のある映画で好き嫌いが分かれそうな感じですよね。ちなみにボク的には微妙でした。はい。

現代的田舎ミステリー

『第三の男』をはじめとしたフィルム・ノワールへの目配せ。田舎で発生した謎のバラバラ殺人。事件に関係する薄幸のファム・ファタール。情念ミステリー。

いまどきのサスペンス・ミステリーらしからぬ古風な道具立ては、なるほど、確かに中国的なノワール映画の再現のようではあるが、そこに現代中国の格差社会問題を盛り込んでくるあたり、『罪の手ざわり』のジャ・ジャンクーにも通じるテイストが感じられますな。

しかしこの映画、ミステリーのネタとしては全然たいしたことないのですよ。いやホント。たいしたことないのですよ。そらもう拍子抜けしてしまうほどに。

白昼の花火

ただそこに主眼が置かれているわけではないということですね。この映画の核となる部分は、薄幸のファム・ファタールと負け犬元刑事との微妙な距離感にあるのです。ともに負け犬同士のふたりが出会い、惹かれ、なんやかんやのすったもんだの末に、白昼の花火がぶち上げられる。そういう映画なのです。

この映画のややこしいところは、そういうふたりの感情をセリフとして表現しない、説明しない、芸術的奥深さにあるのです。ここがはっきりと好き嫌いが分かれるポイントでしょうね。

描かれていることがあまりにも断片的だし、それがはたして真実かどうかも曖昧なので、結局のところ真実は闇の中って感じです。いちおうの真相らしきものは提示されておりますけど、それが真実だとはどうも思えないのですね。それぞれが想いを隠しておりますから。

平凡を切り裂く異端

ミステリーとしてのネタのショボさや、あえてわかりにくく描かれている人物描写など、大筋となる物語やドラマには正直乗れなかったものの、そのなんだかよくわからない物語をさらにわかりにくくしている演出は秀逸であります。

汚濁の中の極彩色とでも形容できそうな色彩感覚。絶妙な間と空間の取り方。「ここ!」ってところであえてぶった切る編集。繊細かつド迫力に耳を騒がす音響。ドラマや物語としては正直たいしたことないと思うのですけど、それらを表現する演出が絶妙なのですよね。

銃撃戦という事が起こるまでの弛緩と衝撃、ジャンプカット。尾行する者とされる者との鮮やかな立場の逆転。まるで浮遊しているかのような屋外スケート場での一幕。これらは本当に必見ですので、ぜひともご堪能あれ。

天使グイ・ルンメイ

というわけで、良いのやら悪いのやら自分の中での評価はまだ定まっておらぬ感じなのですけど、おそらくこれは観るたびに味わい深くなっていくスルメ映画の類でして、次の鑑賞時にはまた違った感想をいだくと思います。

ただひとつだけ確かなことがあります。薄幸のファム・ファタールを演じたグイ・ルンメイちゃんはいい!ぴったしセーターが心底いい!

個人的評価:5/10点

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『薄氷の殺人』感想とイラスト 華奢の巨乳でセーターなファム・ファタール
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コメント

  1. バニーマン より:

    まったくこの映画知りませんでしたが、そそられます。
    う~・・・、ぴったりセーター、悩ましい。

  2. スパイクロッド より:

    コメントありがとうございます、バニーマンさん!
    ちょっと評価の難しい作品ではありますけど、
    一見の価値は十二分にありますよ。
    ボクももういちど観たいぐらいですから♪
    あのぴったしセーターを観るだけでも目の保養になりますので♪

  3. りお より:

    そんなにセーターぴったしでしたっけ。
    全然記憶にありません(笑)
    >ともに負け犬同士のふたりが出会い、惹かれ、なんやかんやのすったもんだの末に、白昼の花火がぶち上げられる。
    そう、ホント言葉にするとそれだけの映画でした。
    雰囲気は悪くないんですけどね~

  4. スパイクロッド より:

    りおさん、コメント&TBありがとうございます!
    いやいや、ボクの脳内ではそうだったのです(笑)
    イラストを描くためにあらためてそのシーンを確認してみたら、
    おっしゃるとおりそんなにぴったしではありませんでした(笑)
    でもいいんです!ボクの脳内では補完されてそうなっていたのですから!
    でもこの映画、きっと映画通の方々には好まれているのだと思います。
    あえて言葉にはせず、行間を読ませていたわけですからね。
    ただボクのような中途半端な映画好きにはややハードルが高かったのかなと。
    あらためて観返したい作品ではありますけどね。

  5. ミス・マープル より:

    なぜかこの手の映画は好きなんですよ。
    そうそうぴったりセーターってありましたっけ?
    ヒロインの薄倖な感じが木村多江ぽかったですね。
    しかし相変わらずイラストがそっくりです。うまいなあ。
    カラオケシーンはもうやめて~と思ったけれど。

  6. スパイクロッド より:

    コメントありがとうございます、ミス・マープルさん!
    ボクも嫌いではないですよ。また観たいぐらいです。
    そんときはたぶん印象が違ってくるだろうな~と期待しています。
    ぴったしセーターはボクの脳内補完の産物です(笑)
    男っていやですね~そんなとこばっかり見て。
    しかも過剰に妄想を膨らませて(笑)

  7. maki より:

    こんにちは!
    幸薄そうな美貌の女性という意味では、
    男性が惹かれてしまう要素がはかなげな彼女にありましたね
    ぴったりセーターもそうでしょうか(笑)
    ああいう体型がモロにでちゃう服は自信がなければ着れません(笑)
    しかも、なんか知らないけど、観覧車の上で、合意まで得ちゃったり…
    このへんの心の機微というか感情面が全然こちらに伝わってこないんですよね
    だから、あれ?何で今こんな展開になってるのと思っちゃう
    最後も「わたしがやりました」とか、前の住宅で殺した顛末を今の住民が住んでる中で淡々と説明してるのが、なんともにが虫さんでした

  8. スパイクロッド より:

    コメントありがとうございます、makiさん!
    そうですね、あんな幸薄そうな顔をしておきながら、
    意外な巨乳まで見せつけられてしまった日にゃ、
    バカな男はホイホイとあとを付けてしまいますよ。
    困ったもんです。ってお前のことじゃ!
    と誰かから頭をはたかれたような気がいたしますが、
    何を考えているのかわからないというのはそのとおりで、
    これには行間を読む、裏を読むという能力が必要となってくるのでしょうね。
    残念ながらボクにはその手の能力が欠けているようで、
    「よくわからない」という感想しかいだけなかったのが残念でなりません。
    次に観るときはちょっとは理解できるでしょうか?

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