『キングスマン:ゴールデン・サークル』感想とイラスト みんなの友達エルトン・ジョン

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映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』タロン・エガートンとコリン・ファースのイラスト(似顔絵)

過剰で過激にクールでポップにバイオレンスなケツ穴諜報機関キングスマンが帰ってきたぞ!死屍累々の続編墓場へとついに乗り込んできたその命運やいかに!?

目次

『キングスマン:ゴールデン・サークル』感想とイラスト みんなの友達エルトン・ジョン

    1. イラスト
    2. 作品データ
      1. 予告編動画
    3. 感想と評価/ネタバレ多少
      1. とりあえず結論から
      2. 秒でアゲてきた
      3. 続編映画の難しさ
      4. エルトン・ジョンはお友達
    4. 追記のネタバレ感想
      1. なんとありがたいPG12
      2. 新キャラクターの不発
      3. さよならマーリン
      4. おかえりハリー
      5. 『キングスマン』ユニバース化

作品データ

『キングスマン:ゴールデン・サークル』
Kingsman: The Golden Circle

  • 2017年/イギリス、アメリカ/140分/PG12
  • 監督:マシュー・ヴォーン
  • 脚本:ジェーン・ゴールドマン/マシュー・ヴォーン
  • 撮影:ジョージ・リッチモンド
  • 音楽:ヘンリー・ジャックマン/マシュー・マージェソン
  • 出演:タロン・エガートン/コリン・ファース/ジュリアン・ムーア/マーク・ストロング/ペドロ・パスカル/ハル・ベリー/エドワード・ホルクロフト/ジェフ・ブリッジス/チャニング・テイタム/エルトン・ジョン

参考 キングスマン: ゴールデン・サークル – Wikipedia

予告編動画

感想と評価/ネタバレ多少

謎の組織によって一夜にして壊滅させられた国際諜報機関キングスマン。唯一難を逃れたエグジーとマーリンは手掛かりを求めてアメリカへと渡り、そこで思いがけない人と再会を果たすという大ヒットスパイアクションの続編です。監督は前作に引き続きマシュー・ヴォーン。

とりあえず結論から

2015年になぜか大量生産されたスパイ映画のなかにあって、ひときわ異彩を放ってボンクラどもの脳髄にドッカンドッカン花火をぶち上げた威風堂々たる傑作『キングスマン』。あの素敵に最低な祭りの続きが、同じスタッフとキャストによって執り行われる肛門の至福。

てめえらケツの穴かっぽじって歓喜しろ!俺たちが愛するキングスマンたちが帰ってきたぜ!問題?不満?突っ込みどころ?んなもん山ほどあるぜ!アレもコレもソレも問題山積じゃい!でもな、でも、俺はやっぱりこいつらが大好きなんだ!キングスマンが大好きなんだ!

てなわけで、愛すべき傑作『キングスマン』の続編『ゴールデン・サークル』の感想です。まず前作の感想から読みたいという方は下記のリンクからどうぞ。

映画『キングスマン』のイラスト付き感想。ネタバレ有。威風堂々とディスコソングにノリノリで、高級スーツをビシッと決めた英国紳士がパブに教会秘密基地、撃って殴って蹴散らして、おまけに花火がドッカン!ドッカン!おまえらこれが真のスパイ映画だ!

秒でアゲてきた

世界的麻薬組織“ゴールデン・サークル”の攻撃により壊滅した国際諜報機関“キングスマン”。唯一生き残ったガラハッド(エグジー)とメカ担当のマーリンは、アメリカはケンタッキーでバーボン・ウイスキーの蒸溜所を隠れ蓑とする同盟組織“ステイツマン”と合流。

ウィルスを仕込んだ麻薬の流通により、世界中の麻薬中毒者を人質に取ったゴールデン・サークルのボス、ポピーの狂った陰謀を阻止するために行動を開始したエグジーだったが、その過程で彼の目の前に思いがけない人物が登場するのであった……。

とまあこんな感じのあらすじですが、偉大な兄をもった弟は苦労するもの。前作の世界観を継承しながらそれをアップデートしなければならない。これを履き違えた無残な死体の山で続編墓場は一杯ですが、今作は考える前にとりあえずぶん殴ってやろうと企んだ模様。

「秒でアガる。」というコピーどおり、開始早々ボンクラどものアドレナリンを過剰分泌せしめる怒涛の魅せるアクションの連続には、「続編の問題とは云々かんぬん…」と思索する隙すら与えずとにかく秒でアゲるアゲる。すでにこの時点でヘラヘラしている阿呆がひとり。

プリンスの『Let’s Go Crazy』に乗せて、前作の嫌味な落第候補生チャーリーとエグジーとの因縁の対決を、ニヤリとするガジェットの数々、バカみたいなカメラワーク、ありえないカーチェイスによってフィクションの、映画の醍醐味を叩きつける秒でアガる攻勢にはヘラヘラするのもやむを得ず。

心底驚いたスウェーデン王女ティルデの再登場にもヘラッヘラ。前作のオチネタ用キャラとしてケツを貸しただけだと思われていた彼女が、単なる消費に終わらずにちゃんとエグジーとのケツ穴愛を実らせていたというサプライズには、あふれる肛門愛を感じずにはおれません。

使い捨てでは終わらない、キャラクターに対する誠実な愛情をもった人物だったんだなぁマシュー・ヴォーンは、なんて好感度をアゲアゲにした矢先に繰り出される急転直下。この好感度無視なあえての急降下には皆さんいろんな意味で開いた口がふさがらなかったことでしょう。

続編映画の難しさ

麻薬組織ゴールデン・サークルの先兵として乗り込んできたチャーリーは、自身の義手をエグジーの車中へと残してハッキング。それによって得た情報によってキングスマンの拠点をしらみつぶしに爆撃し、たった一夜にして邪魔者キングスマンを壊滅させてしまうのです!

新アーサー(マイケル・ガンボン)も、チンピラ時代からの親友ブランドンも、苦しい訓練をともにくぐり抜けてきたロキシーも、かたくなに守り抜いた愛犬JBも、そしてほかのキングスマンたちも、肉片すら回収できない木っ端微塵に吹き飛ばす無慈悲なまでの急転直下!

前作を踏襲しながら同じことは絶対にやらないという決意表明かもしれませんが、「よくぞここまでやった!」と思う反面、「何もそこまでしなくても…」と思う自分がいるのもまた事実で、正直ここからの中盤の展開は上がって下がってのかなりせわしない状況に。

泣き上戸だったマーリンとか、チャニング・テイタムのダンスとか、穴にこだわる追跡装置挿入とか、例のあの人との邂逅とか、それなりに上がる部分はあるものの、それ以上に「いかがなもんじゃろ」という展開のほうが目につくのです。中だるみ感もありましたし。

前作を越えるための続編創作アイデアはおそらく監督の頭のなかで大きく大きく膨らんでいたとは思うのですが、必ずしもそれが成功するとは限らないのが続編の難しさ。結局は何で一点突破を図るかの選択にあると思うのですが、いろいろと目移りしちゃったかな?

アレをしたい、コレもしたい、ソレも膨らましたいという狙いは透けて見えるものの、上映時間の関係かな?いろいろと詰め込んだわりには空回りが目につき、最終的には監督自身が唾棄したはずの「規模を大きくした」だけのファンサービス映画になってしまっていたのは残念。

参考キングスマン』ユニバース化!第3弾とスピンオフが進行中 – シネマトゥデイ

エルトン・ジョンはお友達

でもね、問題不満欠点は多々あれど、ボクは『キングスマン』ファンなので基本的には楽しく観させてもらいました。ただ「規模を大きくした」だけであっても、やはりこの作品世界の徹底した下品さ、容赦のない残酷さ、そして現実を跳躍するアクションがボクは大好きです。

ラストの殴り込みアクションにおけるジョン・デンバー熱唱も、とうとう観ることが叶ったエグジーと例のあのお方との共闘も、やっぱりボクは大好きです。素直にうれしかったです。そしてそんな主役たちを凌駕してしまうほどの活躍、跳躍を見せてくれたエルトン・ジョン!

御年70歳を迎えた英国ポップス界の至宝が見せた超絶秘技と罵詈雑言。ああ~肛門が洗われる想いですよエルトン姐さん。『キングスマン』ファン、ならびにエルトンファンは今すぐ劇場で姐さんの雄姿をご覧ください!エルトン・ジョンはみんなのお友達なのだ!

追記のネタバレ感想

ここからはネタバレによる『キングスマン:ゴールデン・サークル』評をウダウダと書き連ねてみたいと思いますので、未見の方、ネタバレを嫌う方はどうぞここらでお引き取りを。

なんとありがたいPG12

R15+指定だった前作に対し、今作はPG12とレイティングが下げられたことによって、我々の主食であるエロとグロが薄まったのではなかろうか?と危惧する向きもあったかと思われますが、そんなことは心配ご無用。しっかりエロくてきっちりグロい安定の不謹慎さは健在です。

本作のメインディッシュとも言える人間ミンチからの人肉バーガーなんて、もうちょいと肉汁が欲しかったところではありますが、『エボラ・シンドローム』のアフリカンバーガーに負けず劣らずの喉鳴る旨さ。ロングショットではありますが鮮やかな人間チョンパも拝めます。

エロに関しても、映画史上で最もスリリングかつ接写な指マンが敢行された事実は明記しておかなければなりません。しかし前作のオチであるティルデ王女のケツ穴の魔力にはかないませんし、人間ミンチも威風堂々たる打ち上げ花火の前では霞んでしまいます。

それでも、この不謹慎きわまりない悪趣味エログロ世界を、中学生ならひとりで観られるというPG12指定は素直に喜ばしい。これを観て立派な大人になる青少年の増加を切に願います。

新キャラクターの不発

ネタバレ無の感想で主役を喰ったエルトン・ジョン姐さんの活躍を褒め称えましたが、それ以外の新キャラがことごとく不発だったのは本作の泣きどころ。結局はエグジー、ハリー、マーリンの活躍に頼らなければならない構成はファンサービス映画化を進めたと思います。

今回のヴィランであるポピー役のジュリアン・ムーア、ステイツマンのドンであるシャンパン役のジェフ・ブリッジス、テキーラ役のチャニング・テイタム、ウイスキー役のペドロ・パスカル、ジンジャー役のハル・ベリー、豪華な顔ぶれですがことごとく不発なのです。

スピンオフ用の顔見せと思われるテイタムは仕方ないとして、肝心のヴィランであるジュリアン・ムーアの省エネ演技はいかがなものか?加えて小ボスのチャーリー、中ボスのウイスキーの今一歩加減。前作のヴァレンタインとガゼルがいかに偉大だったかがわかりますね。

現場に出ることを熱望していたジンジャーの扱いも中途半端で残念でした。ラストバトルのここぞという場面で参戦させてあげてもよかったのにね。マーリンと一緒に。

さよならマーリン

ジンジャーから「現場に出たいと思ったことはない?」と聞かれ、「俺たちの後方支援があるからこそ現場が働けるんだ」とハゲの誉れを語っていたマーリン。でも彼だって男の子。本当は現場の第一線で活躍したかったことが判明する子供のような笑顔は最高でしたよね。

しかしやはりこれは死亡フラグで、今回、数限りない大チョンボをやらかすエグジーの身代わりとなって地雷を踏み、けっして上手くはない『カントリー・ロード』の熱唱によって敵をおびき寄せ、仲間のために盛大な爆死を遂げる彼の姿には複雑な感情が交錯したものです。

故郷を破壊された彼が故郷を想う歌を歌い、熱望した現場で仲間のために命を捨てる覚悟に涙すると同時に、現場でのたいした活躍もないまま、前作に類する仲間の死を演出するため、ご都合的にその体を木っ端微塵にされることへの怒り。殺すなら殺すでもうちょっとよお!

おかえりハリー

転じて、生き返らせるなら生き返らせるでもうちょっとよお!という問題。ここまであえてその存在には触れてこなかった例のあの人、っていうかポスターでも公式でも普通に出まくっているのでネタバレもクソもないのであるが、そうです、我らがハリーさんの話です。

前作の何が凄かったって、主役だと思われていたハリーが、荒唐無稽なスパイ活劇の中盤でリアルに死ぬというサプライズです。愛弟子エグジーへの継承最終段階としての血まみれの主役交代劇。これが驚きとともに大きな感動を生み出したのは皆さんご存知のとおり。

そんな彼がこの続編で復活する。その事実は素直にうれしかったし、彼とのまさかの再会を果たしたエグジーの顔、想い、抱擁にはこちらまで涙。ボクはやっぱりハリーというキャラクターが大好きだったのだ。しかしですね、こんなやっつけ復活劇じゃ心の底から泣けませんよ!

頭を撃たれても妙ちくりんな冷却ジェルみたいなん貼っとけば記憶喪失にはなっても僕は死にましぇん!ってなんじゃそりゃ!続編製作のためにはなんでもありかい!だいたいこれじゃ荒唐無稽なスパイ活劇のなかで大切な人が死ぬという前作の継承のドラマが台無しじゃないか!

ハリーとエグジー、そしてマーリンとの再会、絆、共闘する姿は本当に素直にうれしかったのだが、心のどこかで「おい、本当にこれでいいのか?」と自問してしまうしこりが残ったのが心底残念。うれしいのに残念。これがこの映画に対する正直なボクの評価かもしれません。

『キングスマン』ユニバース化

とまあ、追記のネタバレ全開感想は何やら不満ぶちまけ大会になってしまいましたが、それでも十分すぎるぐらい面白かったというのが『キングスマン』という映画の凄いところ。マシュー・ヴォーンの天才たるゆえん。っていうかホント彼らが好きなんだねボクは。

本作『ゴールデン・サークル』に対していだいた不満も、前作『キングスマン』が破格の傑作だったせいもあり、やはりあんな最低に最高な映画と比較するのは酷というもの。難しい続編墓場のなかにおいては十分に健闘、奮闘した良作だったと言って差し支えないでしょう。

すでに第3弾、そしてスピンオフ企画も進行中の『キングスマン』シリーズ。マシュー・ヴォーンはこれをユニバース化する構想をもっているとのことで、昨今の流行に乗っかるのは危険な気もするのですが、期待と不安を胸にまた彼らと会える日を心待ちにいたしましょう。

何はともあれこの『キングスマン:ゴールデン・サークル』、エルトン・ジョン姐さんの飛び蹴りを拝むだけでも十二分に価値がありますからな。我らが友達エルトン・ジョンの跳躍、活躍を是非ともその眼球に刻み込め!

個人的評価:7/10点

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コメント

  1. star より:

    更新お疲れ様です。

    前作が大好きな身として、土曜日にIMAX版をワクワクしながら観に行ってきたのですが・・・
    結論としては、勿体ない作品だったなあという感想でしたね

    秒でアガるのキャッチコピー通り、冒頭からいきなりのアクションつるべ打ちでテンションガン上がりだったのですが、
    その後のミサイルによる壊滅でテンション急降下
    その後も上がっては下がるの繰り返しで、なかなかアガりきったままにしてくれませんでした
    序盤の壊滅シーンが象徴的なのですが、衝撃の展開ありきでキャラの処理の仕方が雑に感じて、
    ロキシーやJBに愛着を持っていた身としてはそれが残念でした
    近年だと、前作からのキャラをとても大切に扱っていたGoG vol.2なんかもあるだけに、退場させるにしてももう少しやり方を考えて欲しかったなと
    新キャラ達も素材は良かっただけに料理の仕方がもう少し上手ければもっと魅力的になれたでしょうに
    (あ、エルトン・ジョンは最高でしたよ
    嬉々としてこの悪ふざけに乗ってくれるノリの良さに感激しました)

    あと、管理人さんは触れてらっしゃいませんでしたが、ウイスキーの裏切りは完全に蛇足だったと思います
    あれをやるなら、彼を完全な利己主義者にしてくれないと
    麻薬による犠牲者をミンチ機に放り込んで解決ってどんな神経してんだと
    あれのせいで、非常に後味が悪いものになりましたし、僕の中でこの作品の評価を決定的に悪くする要因になってしまいました

    ユニバース化、今から不安だなあ・・・

    • スパイクロッド より:

      starさん、コメントありがとうございます!

      おっしゃるとおり確かに秒でアガったものの、肝心なのはそれを維持、そしてさらにアゲていくことだというのに、結局のところこの冒頭がピークだったというのはいただけませんでした。まあけっして嫌いではない、十二分に楽しませてもらった続編ではあったのですけど、前作の偉大さの前では大きく霞んでしまいますな。

      ウイスキーのことについては字数の加減であまり触れてはおりませんが、基本的にはボクもstarさんと同じ気持ちです。今回は“麻薬”がひとつのテーマとなっており、それに対する立ち位置としてはエグジーと対を成していたと思うのですけど、であるからこそあの後味の悪い落とし前にはちょっと納得できませんよね。ウイスキーの側にも彼なりの正義があり、対してエグジーには見て見ぬふりをしていた負い目がある。麻薬によって愛する人を奪われた男と、奪われそうになっている男。このへんをもうちょっと掘り下げてもよかったとは思うのですが、結局は真剣さよりも悪ふざけのほうを選択した感じでしたよね。どちらも罪を犯していて、結局は利己的な正義がぶつかり合っているだけなんだってとこまで突っ込んでくれてたらなぁ……。ユニバース化への不安、激しく同意いたします。

  2. えるぼーロケッティア より:

    どうしたマシューボーン!?
    思わずそう言わずに入れらない出来に感じてしまいました。
    悪役の魅力の無さ、マイケル・ベイ並みに目まぐるしいアクションシーンのカメラワーク
    そして企みの内容が前作と殆ど同じというか下位互換というか・・・。

    悪役のキャラ作りは前作のサミュエルの素晴らしさを差し引いても
    ありきたりの表面的なサイコキャラ程度におさまっているのは残念でした。
    SIMカードであれだけのことをやってのけるのに血を見るのは苦手ってキャラの
    方がよっぽどクールなサイコキャラだったですからね。
    ウィスキーにしても急ごしらえ的に1から10まで全部動機をセリフで説明させるのも
    どうしたヴォーン監督!と思ってしまいました。
    ハリーがウィスキーの裏切りを看破するのもちょっと力技過ぎて好きになれません。
    意地悪なことを言ってしまえば前作でエグジーの父親を無駄に死なせたりルークの爆発に巻き込まれたり結構敵の術中にはまった挙句操られてしまう割と脇の甘いハリーが、あの一瞬だけで全てを見破るのも違和感を覚えてしまいます。
    エルトンジョンの使い方も正直、クドイとすら思ってしまいました。
    何というかエルトンみたいな大物だしときゃ笑いが取れるみたいな近年のガキ使に共通する安易さに似ています。
    彼にシーンを割くくらいならステイツメンのチャニングテイタムに出番やれよと。
    スピンオフ企画があるのならなおのこと彼の資質を見せるシーンが必要だったと思います。
    マーリンの死や後方支援の活躍しかみせてないハルベリーがなんの説得力ももたせないままウィスキー候補になれたりと粗の多さが山積しています。
    麻薬の問題についてもボーダーラインやウィスキー役のペドロ・パスカルが出演していたナルコス等に比べると扱いがぬるい。
    キングスマンが好きだからこそ、本作の粗は看過できませんでした。

    • スパイクロッド より:

      えるぼーロケッティアさん、コメントありがとうございます!

      いや~なかなか辛辣なご意見ですが、お気持ち重々わかります。マシュー・ヴォーンが初めて手を出した続編の監督。正直なところ「この人でもダメだったか…」って感じですよね。何をもって前作を超えるのか?という指標が立てられていない印象です。さらに悪趣味な悪ふざけを加速させるのか、超絶アクションで一点突破を図るのか、ユニバース化への布石として登場人物を掘り下げるのか、どうにも狙いが定まっていない感じです。記事本文でも述べましたが、マシュー・ヴォーン本人が否定していたいわゆる拡大解釈しただけのダメな続編に成り下がっておりましたよね。

      でも僕はそこまでこの作品が嫌いなわけではない。確かに前作と比較すると粗だらけのやっつけ仕事だとは思いますが、我々が批判している部分も王道をあえて外したスカし芸だとも言えなくもない。ってまあこれはマシュー・ヴォーンが好きであるがゆえの贔屓目かもしれませんが、好きな部分と許せない部分とが共存しているなんとも評価の難しい作品であったのは事実。えるぼーロケッティアさんは否定しておりましたが、ボク的な救いはやはりエルトン・ジョンの存在なのかもしれません。英国ポップス界の至宝が悪ノリで主役顔負けの大活躍を見せる。彼(彼女?)に対する思い入れのあるなしによってこれに対する評価も変わってくるでしょうが、ボクは素直にこれが楽しかった。エルトン姐さんの存在がこの『キングスマン:ゴールデン・サークル』を救ってくれたとすら思っております。でもですねぇ、エルトンにかまけている暇があったらもっと掘り下げねばならんキャラクターがおっただろう!という不満も確かにあるわけですね(笑)。

      • えるぼーロケッティア より:

        ご返信ありがとうございます。
        すみません、ついつい熱が入ってしまいました。
        僕も本作が全くダメと言いたいわけじゃないんです。
        良い部分とダメな部分が両極端に存在してしまって
        何とも悩ましいというかもどかしい気持ちになってしまいました。
        個人的にはウィスキーは凄い掘り下げの余地がかなりある
        ガゼルと一味違う魅力的なキャラだったので、
        メカ義手の人やポピーなんて除外して彼を本作の大ボスにすればよかったのにな
        と思います。
        彼のアクションは主役二人をくってしまうカッコ良さがありました。
        無双戦闘を披露し投げ縄切断をやったときにはウィスキーのファンになってましたから。

        • スパイクロッド より:

          えるぼーロケッティアさん、再度のコメントありがとうございます!

          いえいえ、いつもえるぼーロケッティアさんの熱いコメントには自分にはなかった視点や、気づき、再考を与えてくれて励みになっております。この映画におけるウイスキーは、アクション面においては大ボスと言ってもよい存在でしたので、その対決を盛り上げるためにも、やはり彼のキャラクターはもっと丁寧に掘り下げるべきだったとボクも思います。エグジーとハリーのふたりがかりでなんとか倒したほどの強敵だったわけですから。とりあえずやっつけるだけの敵として彼を規定してしまったことがそもそもの間違いでしょう。エグジーたちに正義があるというのであれば、同じく彼の側にも一本筋の通った正義があったわけですから。

  3. OGAWATORY より:

    いつも楽しく拝読しております。
    私も今日、THE GOLDEN CIRCLEを観てきました!
    ソニー厨な私は内容以上に、ア○ボ宜しくな2匹のロボット犬による活躍を楽しんで了いました。
    ELTON JOHN=FRIEND!!
    か~ら~の、掌返しによるポピーの「ファック ユー エルトン」
    微笑みがこぼれて了った個人的名シーンで御座いました!

    • スパイクロッド より:

      OGAWATORYさん、コメントありがとうございます!

      あのロボット犬の名前はベニーとジェットと言うらしく、エルトン・ジョンの『黄昏のレンガ道』に収録されている「Bennie and the Jets」から引用したようですね。こんなところでも小ネタが効いておりますが、自分の創作物から命を狙われているエルトン・ジョンと考えると、何やらニヤニヤしてしまいますね(笑)。

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