『ジグソウ:ソウ・レガシー』感想とイラスト 食欲のわかない断面

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映画『ジグソウ:ソウ・レガシー』のイラスト

世界で最も成功したホラーシリーズ『ソウ』7年ぶりの新作。ジグソウの恐怖ふたたび!?シリーズ途中離脱者も付いていけるの?っていうかなんじゃこのまずそうな断面は!

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目次

『ジグソウ:ソウ・レガシー』感想とイラスト 食欲のわかない断面

  1. イラスト
  2. 作品データ
    1. 予告編動画
  3. 感想と評価/ネタバレ多少
    1. とりあえず結論から
    2. どん詰まり袋小路
    3. 紋切りお料理番組
    4. カリスマ不在の90分

作品データ

『ジグソウ:ソウ・レガシー』
Jigsaw

  • 2017年/アメリカ/92分/R15+
  • 監督:マイケル・スピエリッグ/ピーター・スピエリッグ
  • 脚本:ジョシュ・ストールバーグ/ピーター・ゴールドフィンガー
  • 撮影:ベン・ノット
  • 音楽:チャーリー・クロウザー
  • 出演:マット・パスモア/カラム・キース・レニー/ハンナ・エミリー・アンダーソン/ローラ・ヴァンダーボート/ポール・ブラウンシュタイン/トビン・ベル

参考 Jigsaw (2017) – IMDb

予告編動画

感想と評価/ネタバレ多少

10年前に死んだと思われた連続猟奇殺人犯ジグソウことジョン・クレイマー。しかしその沈黙はついに破られ、新たな死のゲームが幕を開けるという大ヒットソリッドシチュエーションスリラーの7年ぶりの復活作です。監督は『プリデスティネーション』のスピエリッグ兄弟。

とりあえず結論から

ソリッドシチュエーションスリラーブームを巻き起こした『ソウ』シリーズ。ボクも第1作の緊張感と驚愕のオチにはべっくら仰天した口ですし、その世界観を継承しながら発展させた第2作の踏ん張りにも感心いたしました。しかしそれ以降のシリーズは完全なるシカト。

元来シリーズものが好きではないのと、先の展望が見えない袋小路を感じたのが興味を失った理由ですが、一旦は終局したシリーズの新章が始まるとのことではないですか。しかも監督が『プリデスティネーション』のスピエリッグ兄弟とはこれまた無視できない情報。

てなわけで未見のシリーズを予習するようなこともせず、暇を見つけて近場のTOHOシネマズへとぼらぼら出かけたわけですが、こんなくだらない予想どおりの袋小路を新章の幕開けだなんて喧伝してよいものなのでしょうか?本年度トップクラスのしょうもなさですよ。

シリーズ途中離脱者も3分でわかる(?)ソウ集編

どん詰まり袋小路

どこかの暗い密室に鎖で監禁された5人の男女。その鎖の先にある壁には無数の丸鋸が。そして響き渡るあのジグソウの声。「ゲームの始まりだ。罪を告白しろ」。その声を合図としたかのように、巻き取られていく鎖、回転する丸鋸、そして最初の犠牲者が……。

一方その頃、頭部を鋭利な丸鋸によって切断された死体が発見。事件を担当するハロラン刑事は検視官ローガンの解剖に立ち会い、死体の首からUSBメモリを取り出す。それに収められていた音声データから聞こえてきたのは、10年前に死んだはずのジグソウの声だった……。

ふたたび展開されるジグソウ的ソリッドシチュエーションと、10年前に死んだはずのジグソウの怪。模倣犯?継承者?実はジグソウは生きていた?ってな感じで進行する物語ですが、予想どおりまったく話の広がりがない袋小路でありました。これで本当に新章?

前シリーズは面倒臭くなって途中で投げ出しちゃいましたけど、たぶんこの手の展開ってすでにあるんじゃないですか?死んだはずのジグソウ、模倣犯と継承者。結局この『ソウ』という物語を発展させる選択肢なんてこの程度しかないという袋小路なのですよね。

そんなどん詰まり袋小路をなんとか違ったかたちで見せようと、映像による叙述トリックなんぞを試みてはおるものの、選択肢の限られた袋小路ではすでに答えは明白で、既定路線へと転がり落ちていくどんでんしないどんでん返しにはもはやミステリーの面影はありません。

紋切りお料理番組

さらにはこの映像叙述トリックの影響で、本来はスケールアップしなければならないはずのグロゴア血みどろ描写がなんともお粗末な仕上がりで、それが発動される瞬間の意外性も皆無ときては、単なる決まった工程を映し出すだけのお料理番組と変わりありません。

決まった食材を準備し、決まった工程で、決まったとおりに切断されるお肉の断面を見たところでボクのお腹は鳴りません。もっと徹底的にお仕事としての機械的調理法を見せるか、「ここで!それで!そんな部位を!」というトリッキーさで食欲をそそってほしかったもんです。

食材としての獲物に旨そう感が欠けていたのも食欲不振の原因ですよね。ギャーギャーうるさいだけでまったく旨そうな肉汁がにじみ出ておりません。死んでもなんとも思わないような連中ですし、その調理法も紋切り型で、せめて画的に楽しいフランベでもせんかいや!

あ、最後のラフレシアだけは良かったかな。あれだけはベローンって感じで旨そうじゃった。

カリスマ不在の90分

結局のところこのシリーズを新たに発展させたいのであれば、やはりジグソウを継承しながらもそれと対立し、さらには新たな調理法を確立させるようなカリスマの登場が不可欠なのでしょうね。まあ大本のジグソウ自体にカリスマが存在するのかは疑問ですけど。

てなわけで、本年度のワーストを争うほどに面白くなかった『ジグソウ:ソウ・レガシー』。シネマイレージ会員限定のキャンペーンで1100円鑑賞できたとは言え、なんとも無益な90分を浪費してしまったという後悔の念はぬぐえません。ああ~もったいねえ。

まったく空腹感を満たされずに映画館をあとにしたボクを救ってくれたのは、フラッと立ち寄った本屋で発見した『キラー・スナイパー』のレンタル落ちDVD。ああ~生きててよかった。こっちのフライドチキンはめちゃくちゃ旨そうでしゃぶりつきたくなるんだぜい!

個人的評価:1/10点

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