『死霊館』感想とイラスト 暗闇から手を叩こう

映画『死霊館』リリ・テイラーのイラスト(似顔絵)
実在する超常現象研究家夫婦が40年間も封印してきた戦慄の呪われた家。まあこれが実話かどうかは実際問題関係ない。大事なのは心意気。今の時代にどんなホラー映画を撮るかの心意気。その点に関してはもういよぉ~パンパン!

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作品情報

『死霊館』
The Conjuring

  • 2013年/アメリカ/112分/PG12
  • 監督:ジェームズ・ワン
  • 脚本:チャド・ヘイズ/ケイリー・W・ヘイズ
  • 撮影:ジョン・R・レオネッティ
  • 音楽:ジョセフ・ビシャラ
  • 出演:ヴェラ・ファーミガ/パトリック・ウィルソン/リリ・テイラー/ロン・リヴィングストン

参考 死霊館 – Wikipedia

予告編動画

映画『死霊館』予告1【HD】 2013年10月11日公開

解説

1971年ロードアイランド。郊外の古びた一軒家へと越してきたペロン一家を襲う謎の怪奇現象へと立ち向かう、実在の超常現象研究家エド&ロレイン・ウォーレン夫妻の血も凍るような衝撃の実話を映画化したオカルトホラーです。

監督は『ソウ』『インシディアス』シリーズのジェームズ・ワン。本作も世界的大ヒットを受けてシリーズ化、スピンオフ化をチャリンチャリンと目まぐるしいほどに展開しており、2018年には最新作『死霊館のシスター』も公開。

主演は『トレイン・ミッション』のヴェラ・ファーミガとパトリック・ウィルソン。共演に『レザーフェイス-悪魔のいけにえ』のリリ・テイラー、『タリーと私の秘密の時間』のロン・リヴィングストンなど。

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感想と評価/ネタバレ多少

どうもお盆です。盆休み?そげな慣習はボクが拘束されている強制労働収容所にはありゃしませんよ。心も体もカッスカスです。そんなひび割れたカッスカスに一滴の潤いを与えるため、お盆といえばホラーだということで『死霊館』シリーズを大人借りしてきました。

実は観たことがあるのは第1作目だけだったので、来月には最新作『死霊館のシスター』も公開されるとあって予習がてらの大人借り。てなわけで感想書きます。心も体もカッスカスなので、カッスカスの文章しか書けないかもしれないけど大目に見てよね~♡

丁寧に積み重ねられる「呪われた家」

カトリック教会が唯一公認した悪魔研究家の夫エドと、透視能力者である妻ロレインという、実在した全米屈指の超常現象研究家夫婦が、「最も邪悪で恐ろしい事例」としてこれまで封印してきた衝撃の実話を映画化したという本作『死霊館』。

まあこれが本当に実話かどうかは実際どうでもいい話でありまして、「戦慄の実話!」と謳うことにどれだけのプラスアルファがあるのか知れたもんじゃありません。要は実話であろうがフィクションであろうが本物っぽく撮りゃいいだけの話で、そういう意味において本作は大成功だったと言えるでしょう。

拍子抜けするぐらいにベッタベタな「呪われた家」怪談を、ウォーレン夫妻の公演、過去の事例、ペロン一家が体験する小さな怪異の積み重ねによって、しつこいぐらい丁寧に段階を踏んでその恐怖の現実味を補強していく正攻法な凛としたたたずまい。

現代の露悪的なグロゴアには頼らない、古典的とも言える正攻法演出のキリリと渋い男前。しつこいぐらい丁寧なのでダレてしまう人もいるかもしれませんが、扉が!地下室が!暗闇が!お姉ちゃんのうしろに!フレームの余白に!という積み重ねが不吉さを、不穏さを、恐怖を醸成していくのですよね。

まあ基本は脅かし系なんですけど、音響と劇伴を含めたタイミングがこれまた絶妙で、「来るぞ来るぞ」と身構えていてもやっぱり「キャッ♡」っておじさんなっちゃうのよね。特に背後の暗闇からのひょっこりパンパン!にはおじさんの乙女心がスパークしてびしょびしょよ♡

愛してるからこそ恐ろしい

すいません。心も体もカッスカスなので何やら意味不明な妄言を吐いてしまいましたが、そういう地味だけど丁寧な積み重ねがおっさんを少女へと変貌させる今週のビックリドッキリびしょびしょ芸能人水泳大会ぽろりと潤う真夏のホラーは心のHB101なのであります。

であるからこそ、いや、何が「であるからこそ」なのかよくわかりませんが、その積み重ねの果てにクライマックスで現出する一気呵成のアクションホラー化にもある程度の説得力が生じるというもの。しつこい積み重ねがあったからこそ最後にこれが活きる。

まあこのあたりまで来るとさすがにちょいと出すぎちゃうんですが、基本は見せすぎず見せなさすぎずのちょうど良い塩梅で、シーツ越しの悪魔に取り憑かれたかーちゃんの形相なんていい感じに想像力を刺激してくれますよね。

何よりこの映画が偉いのは、恐怖の延長に家族のドラマを据えている点。愛しているからこそ、大切だからこそ、失いたくないからこそその恐怖がより一層際立つ。愛とは弱点でもあり最大の武器ともなる。ベタではあるけどこういうベタさがある意味では大事よね。

な~んて心も体もカッサカサな家族のいない孤独なおっさんは思うのです。お盆の深夜に「かーちゃん頑張れ!負けるな!」と月に向かって吠えるのです。わお~んわお~んと悲しい狼男の遠吠えが聞こえたところで、カッサカサなる『死霊館』の感想これにてお開き。

個人的評価:6/10点

DVD&Blu-ray

死霊館 Blu-ray
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

『死霊館』シリーズの感想はこちら

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スパイクロッド

映画を観たらとりあえず感想とイラストを書く(描く)人畜無害な釘バット。ちなみにイラストはぺんてるの筆ペン一本によるアナログ描き。

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